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導入自治体の声

神奈川県大和市

防犯・防災両面で活用できるアプリをリリース

大和市では市内で起こった犯罪情報の発信を防災行政無線やメール配信サービス等で積極的に行い、市民の防犯意識向上を図ってきた。また、市内の人口密度が高いこともあり、災害時に備えスタンドパイプ消火資機材や、AEDの設置を推進し、防災・減災対策強化に取り組んでいる。防犯・防災の情報は、市民の身体・生命・財産に関わる重要な情報であるため、いつでも、どこでも、リアルタイムに情報を伝達するとともに、わかりやすい情報発信をする必要があった。

導入者の声
既存システムとの連携とマップ機能の活用で、利用者の利便性向上に

大和市 市民経済部 参事 生活あんしん課
課長 鈴木 真吾

当市は、防犯や防災に関する情報を市民へ広く周知するために様々な広報手段を使っていますが、市が発信している各種の防犯、防災情報などについては、市民がどんな場所にいるときも、リアルタイムで情報を入手できるようにすることが重要です。そこで、防犯、防災情報の発信に係る新たな情報ツールとして「防犯防災情報配信アプリ」の導入を発案しました。スマートフォンアプリという情報ツールに着眼した理由としては、スマートフォンの急速な普及状況に鑑みて、スマートフォンアプリは情報配信手段として非常に有効であると考えたからです。

導入にあたり、デンソーのアプリに決めた理由は3つあります。
まず一つ目は、ユーザの使い易さにこだわっている点です。様々な年齢・リテラシーの市民に使ってもらうために、誰でも簡単に、いざというときでも迷わず操作できるアプリ画面や機能がとても魅力だと感じました。特にトップ画面は、温かみのあるオレンジ色をベースに、丸みを帯びた大きいサイズのボタンで、緊急時でも感覚的に操作できるようになっております。
二つ目は、既存のメールマガジンと連携したり、当市のオープンデータを活用することで、簡易にアプリへ情報を配信ができる点です。当市では様々な広報手段を使い情報を配信していることもあり、アプリを運用していく上での業務負荷が少ない点は採用するにあたり重視した点でもあります。
三つ目は、構築からアプリリリースまでのスケジュールが明確であったことです。本市の実態に即した形でのスケジュール提案であったため、安心して構築を依頼することができました。

アプリの主な機能は、オープンストリートマップを活用し、交通事故多発箇所、AED、避難所などを表示した「マップ」機能の他、防災・防犯に関する「情報配信」、いざというときにブザーを押すと予め登録した他者と連携ができる「SOSブザー」機能等です。
また、大規模な災害発生時、インターネットはアクセスの集中によりサイトに繋がりにくい状況が発生するので、「ヤマトSOS支援アプリ」ではオフライン時にも「マップ」や「避難所一覧」等を閲覧することを可能にしています。
更に、災害情報を投稿・確認できる外部サイトの「神奈川減災プロジェクト」へトップページからワンタッチでリンクできるようになっていることや、本市で独自に配信している「やまとPSメール」、神奈川県警が提供するメールマガジン「ピーガルくん子ども安全メール」と連携して受信できることもこのアプリの特徴の一つです。これまで別々の手段で受け取っていた防犯・防災情報を、効率よくまとめて受け取ることができ、利用者の利便性向上に繋げています。

また、開発後の市民への啓発活動にも力をいれてきました。昨今、他自治体も含め様々なアプリがリリースされていますが、「市民にインストールしてもらえない」という大きな課題があります。本市のアプリは、インストール状況や利用実績が簡単に確認出来るようになっており、その集計結果をもとに、プロモーション活動を段階的に行うことで現在も徐々にインストール数を伸ばしています。今後もより多くの市民に使ってもらえるようにしていきたいと思っております。

アプリをリリースして半年たった現在は、防犯・防災用途でオープンストリートマップを活用した「マップ機能」、「お知らせ機能」で市民へ届ける情報の充実をメインに機能拡張を検討しています。「マップ」機能とあわせて、日常時に使うコンテンツの充実もはかりながら、市民が安全・安心に暮らすためのサポートを行うアプリとしていきたいと考えています。

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