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お知らせ

2017.11.16
報道発表

災害情報伝達手段等の高度化事業の実証を開始しました

株式会社デンソー(以下デンソー)は、総務省から平成28年度補正『災害情報伝達手段等の高度化事業』における、戸別受信機等の情報伝達手段に係る実証事業のうち、熊本県菊池市にて実施する「タブレット・スマートフォンを活用したパーソナライズ災害情報配信システムの整備」事業の委託先に選定され※1、2017年11月1日より実証事業を開始しました。
本事業の実証地である熊本県菊池市は、2016年4月に発生した熊本地震で大きな被害を受けました。地震後、市が災害情報の伝達に関する調査をした結果、高齢者や障がい者等のいわゆる、災害時に配慮が必要な方に対する情報伝達のあり方や複数の配信手段に対する入力作業に手間取った点など、幾つかの改善すべき課題が挙げられました。本事業ではこれらの課題に対し、タブレット・スマートフォンを活用して音声や文字、画像などで効果的に情報伝達を行うとともに、情報を受け取る市民の属性に合わせて機能の内容を変えられるアプリケーションを開発し、市民に対して適切な避難行動を促すことに活用するほか、防災無線やメール、SNS、ホームページなど、現在運用されている情報伝達の仕組みと今回開発する情報配信システムとの連携をすることで情報入力手段の一元化を図り、情報入力・配信作業にかかる時間の短縮を目指します。デンソーは、これまで自治体へ提供してきた情報配信システムおよびアプリケーション構築技術を生かして本事業に必要なシステム開発を行うとともに、熊本地震の被災地域での実証試験を通じて、災害時に活用できるシステムの検証を進めていきます。

1. 総務省報道資料「『災害情報伝達手段等の高度化事業』の実証事業実施団体の決定」を参照ください。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban13_02000056.html
2. 菊池市報道資料「タブレット・スマートフォンを活用した災害情報配信システムの実証事業」を参照下さい。
http://www.city.kikuchi.lg.jp/q/aview/256/14376.html

<イメージ図>

イメージ図

<主な機能>
・情報配信機能(一斉配信およびグループ配信)
・緊急時アプリモード切り替え設定機能
・安否確認機能
・行動リスト表示機能
・多言語対応(テキストと合成音声によるお知らせ配信)
対応言語:英語、中国語(簡体)、韓国語
・情報連絡機能(テレビ電話、情報入力)
・ハザードマップ表示機能
・カーナビへの位置情報送信機能

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